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  • 執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

高齢者はやはり肉を食べるべき?

 高齢者に限ったことではないですが、特に高齢になると、あっさりした食事を好むようになります。しかし、一般的に肉を食べている人の方が、元気だと言われていて、高齢になっても、やはり肉を食べるべきでしょうか?本当に元気になるのでしょうか?

 高齢者の事を考えてみると、日常生活で衰えてくる機能があります。それは運動機能と活動意欲でしょう。体の老化により心の老化も出てきて、生きるためには活動意欲を向上する事が一番大切になるのではと考えます。そのためには、いつも言っていますように、たんぱく質不足に陥らないように、簡単に「肉を食べる」ことと言えるかもしれません。意欲レベルの低下は脳内の神経伝達物質のセロトニンの減少が原因と考えられます。セロトニンは別名「幸せのホルモン」と言われ、肉を食べると「ああ、幸せだなぁー」と感じる時があるでしょう。セロトニンを増やすには、元の物質のトリプトファンというアミノ酸からできているので、このアミノ酸を多く含んでいる肉を積極的に摂取すると、セロトニン不足が解消され、いらいらや、鬱状態を抑制すると言われています。しかし、一方、肉は飽和脂肪酸が多く、コレステロールが高い食品で、動脈硬化を促進し、心筋梗塞が心配されます。しかし、肉の食べ過ぎで心筋梗塞の心配は、日本の3倍以上肉を摂取しているアメリカ人でしょう。また、コレステロールはいつも悪者の様に扱われますが、男性ホルモンも作り出します。男性ホルモンの低下は元気のない老人を作り出します。肉を食べる高齢者は元気なのは一概に嘘ではなさそうです。若い世代でも、鬱状態や意欲低下の人は、肉を食べる事も良いかもしれません。

すき焼き用の肉(乳用肥育牛肉もも-焼き)100gで体重60kgの人の一日の食事摂取基準のたんぱく質60g(1g/体重1kg当たり)のうちの約1/2量の28.0gは摂取できますし、鶏胸肉(皮つきー焼き)100gで34.7g、真鯖-焼き100g(一切れ大)で、同様に25.2g摂取できます。魚の脂肪酸(EPAやDHA)も大切なので、一日置きに肉、魚、肉、魚を主菜にする食生活が良いでしょう。


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