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  • 執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

紅麹ショック

 この数か月、こんなに大きな食品事件が起きるとは、想像すらしませんでした。毎日、真実に近づいているようですので、報道に任せますが、私達にできる事は、紅麹が入ってないかを表示をしっかり、見る事だけかもしれません。食品に赤目の色がついていたら、それは何による着色かを確かめる事でしょう。しかし、こんなに沢山の食品に紅麹が使用されていたなんて驚きでした。また、このサプリを、様々な年代の方が飲んでいたことにもびっくりしました。いわば、特定検診でLDLコレステロールが高い、或いはL/Hが高いと、動脈硬化が進んでいると警鐘が鳴らされて、サプリに走った方が多いと考えられます。医師の検診までいかなくて、自分で処方しようとするいわば、セルフメディケーションにより、サプリに頼った方も多かったと予想されます。また、薬剤師から勧められた方もおり、ネットを見ると、コレステロールを下げるサプリの中では上位5位にはこのサプリは必ず入っていたので、購入した方も多いと思われます。医師から処方される脂質異常症のためのスタチン類は確実にLDLコレステロールを下げますが、紅麹は天然のコレステロール低下作用があると文献も出てきました。しかし、ここで問題なのは、2013、4年頃、ヨーロッパのスイスやフランスでは、紅麹の使用を禁止しています。これは何故か?国は注意喚起を怠っていたのでしょうか?また問題があるのは、機能性表示食品制度にあります。トクホ制定の審査には時間やお金がかかるので、トクホと一般の健康食品の間に、事業者の届け出だけで審査もなく、いわばトクホの規制緩和のようなこの表示制度を2015年に制定しました。今では、トクホ製品が少なくなり、この機能性表示食品がトクホの3倍もの販売価格を生み出しています。企業にとってはこの制度に載せる製品を作り出そうと必死になります。私個人はサプリを飲んでいませんし、医師からサプリを飲んでいるか、いないかを、問われたことはありません。薬との競合はないか、確かめる関門を医師は作って欲しいですね。これらのサプリには必ず、「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを」と表示が義務付けられています。その通りだと感じています。基本に立ち返って、毎日の食生活と、薬やサプリの影響はあるかどうか、再度見直しましょう。


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