健康な過ごし方？

　年を取るにつれて、自分で自分のことができるためには、しっかり食べて、しっかり動くことが第一になってきます。気温が下がれば、家で閉じこもってしまう時間も多くなり、益々、フレイル状態になってきます。何度も耳にされていると思いますが、フレイルとは虚弱という意味で、社会的な活動が少なくなれば、更に虚弱が進んでしまいます。そのためには、コロナも明けて人との交流も容認されてきましたので、お芝居や音楽会等のエンタメに出かけることも一つの健康法かもしれません。出かけることは歩けなければいけませんし、そんな機会に恵まれるのも、都会に住んでいる人だけですか？いや、地方からも出かけてもいいではありませんか！いわば、趣味の広がりかもしれませんが、高齢者にとっての「推し」があってもいいかもしれません。若い方だけの「推し活」ではなく、好きなアイドル歌手や俳優や、歌舞伎や、映画でも見れば元気になり、それで心をウキウキさせるのであれば、少々の出費も致し方ありません。テレビを見て、応援するのも良いでしょうし、生で見に行くことで元気になるでしょう。若い頃は忙しすぎて、そんな時間は取れませんでした。しかし、最近、ある方の舞台を見に行って、かなりの応援をされている年配の方を見受けました。毎日来られているのではないかと思われるほどの、熱心な応援でした。私はそこまではできませんが、応援している人々は居ます。陸上やら相撲やら、幅広く、その人たちの調子が良ければ、こちらも元気になります。スポーツ選手や芸事をしている方は、かなりの苦労をされていますが、ちっともその様子は見せずに、私たちを楽しくさせるための陰ながらの努力をされているはずです。その人々から我々も元気をもらって楽しむことも、今更ながら、高齢者の健康法の一つだと感じるこの頃です。