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  • 執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

人生のストレス

 今夏は猛暑で、「乳牛が暑さで乳を出さなくなった」また、「乳を良く出すためにクラシック音楽を聞かせている」など、動物にもストレスがあるようです。人間は更に感じる動物ですから、ストレスと感じることが多いかと考えますが、ストレスが病気を引き起こすことがあれば、これは問題です。

若い時は毎日、仕事に必死で向き合っていると、ストレスと感じてないかもしれませんが、身体が悲鳴を上げて、心身ともに不調が来てしまいます。更に年月が経過して、中・高齢期になると、問題も複雑化して、ストレスに晒されることが多くなると考えられます。最近、流行している帯状疱疹もストレスにより、免疫機能が落ちて、罹患しやすいと言われています。

一般的にストレスが増えてくると、体の中ではホルモンを分泌させてストレスに対抗しようとします。ストレスに反応する代表的なホルモンが「コルチゾール」と呼ばれ、副腎皮質から分泌されて、生命を維持するために欠かせないホルモンです。副腎は腎臓の上に帽子のようにかぶっていて、2つの腎臓の上にあります。ストレスを感じると交感神経を刺激し、体の緊張状態を保ち脈拍や血圧を上昇させ脳が覚醒します。コルチゾールの分泌量は早朝が最も高くなり、一日のリズムを作っています。その他にも色々な作用がありますが、体内に細菌やウイルスが入ってきた時に起こす炎症や熱、腫れ等の障害を起こす免疫機能を抑える働きをします。しかし、ストレスが長引くと、コルチゾールが過剰に分泌され、副腎が疲れて、ストレスに対応しきれなくなります。対処方法は副腎を休ませるために、①ゆっくり休むことです。また、ストレスには、ビタミンCの消費が激しくなり、また、副腎皮質のホルモンの分泌には大量のビタミンCが必要になりますので、②ビタミンCが不足ないように摂取することです。前述した帯状疱疹の人々の血液中のビタミンC濃度は健康人に比較して有意に低いということが言われています。色々な栄養素が、私たちの体を作っていますが、ストレスを抱え込まない生活とビタミンCが不足していないか、食事を再度見直したいものです。


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