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  • 執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

訪問事業

 訪問事業と一口に言っても色々ありますが、行政が家庭への訪問を支援するシステムです。対象が40歳以上64歳以下と65歳以上の者と区分されます。本人及び家族からの相談、保険事業の実施に伴う情報、医療機関・地域包括支援センター等、関係機関及び団体などからの依頼等に基づき、対象者を把握します。初回訪問はまずは保健師が、対象者の心身の状態、既往歴、生活習慣、栄養状態、口腔衛生状態、家族の介護等の状況、生活環境等を把握します。必要に応じて、管理栄養士、歯科衛生士と連携をし、効果的な訪問指導計画を策定します。疾病を有するものに対しては、主治医と連携をとることになっています。

その中で家庭における療養方法に関する指導は、運動、栄養、口腔衛生です。訪問栄養指導とは通院が困難な方のために、管理栄養士が家庭に定期的に訪問し、療養上必要な栄養や食事の管理及び指導を行います。栄養ケア計画を作成し、医師、看護師、薬剤師、ケアマネージャー等との連携を図り、3-6か月をめどに訪問指導を行います。例えば、嚥下困難な高齢者に対しては、食べられる方法を、家族や本人に調理指導する場合もあります。このように、色々な不備からフレイルに陥らないように、早期に発見し、適切な介入をすることにより、生活機能の維持・向上を図ることに期待し、地域包括ケアシステムを充実することを目標にしています。フレイルの方の発見には、体重減少率、BMI、EAT-10(嚥下スクリーニングツール)、MNA-SF(栄養スクリーニングツール、65歳以上の高齢者に特化)を使用します。後者の2種類は簡単なアンケートでフレイルを予想します。そして、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるように、地域の包括的な支援・サービスを提供する体制を確立します。それは、訪問歯科衛生指導にも言えます。自力での通院が困難な人のみに限られますが、歯科医師、または歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が利用者の居宅を訪問して、入れ歯での食事指導や口の中を清潔に保つ口腔ケアなどを指導します。これらも全て、口腔内を整備することで、食事をすることができるようになり、フレイル予防につながります。


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