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執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

AIと人口減

 今、社会の問題点の大筋は、労働人口が少ない事、日本の人口減少により、人出のかかる部門は特に縮小を余儀なくされています。また、働き方改革で、働き手の過剰労働を食い止めようとしていますので、活発な動きが益々抑制されています。医師は勿論、教師も時間切れで作業が食い止められると、患者さんや児童、生徒、学生達に問題が出てくることは予想されます。医師は足りないのに、病気は複雑化して患者はあふれているのに、大病院には行けない、町にあるクリニックも満杯と、病院機能が動かなくなりそうです。昔、サービス残業は当然で、それがおかしかったかもしれませんが、今はあり得ないとなると、それに見合った賃金の上昇が願われています。そんな不都合な面を補うため、AIの発達、促進が言われています。ロボットにプログラムを組み込んで、接待をさせたり荷物を運んだりと、簡単な作業や力のいる作業に動員され出しましたが、人員不足は補えていません。ネット上の活用は文章を作り、相談すると答えをはじき出してくれて、事務的な作業の時間の短縮につながるという良い面がありますが、研究分野等に悪用されないように、眼を光らせる必要がありそうです。

 そんな中、2027年を目標に富士通は防犯カメラの映像から、認知症の患者の発見するシステムに乗り出します。認知症の患者の特徴的な歩容を認識し、自宅や施設から出た患者を早期に発見できるようにし、実用化を目指します。認知症患者の歩き方は、それ以外の高齢者と比較して、頭や腰、膝など20か所の動きに特徴があり、それをAIに学習させます。このような保健、健康的な部門へのAI活用を推進していくのは重要です。

 これからの飲食業界では、メニューの開発、顧客の購入傾向や反応等、注文の処理、在庫管理の業務などでのAIの活用は益々増えてきて、業務効率化が向上していきそうで、現在、アプリが登場していますが、現場ではロボットが動くこともできない作業がまだまだありそうです。


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