間食とは
間食と聞いて何を思い浮かべますか?午後三時のおやつでしょうか?現代の物があふれている時代に、季節ごとに特色ある間食から、年中、季節感のない間食まで様々です。夏のかき氷や秋のモンブラン、クリスマスケーキ等、画像を思い出しただけでも、つばを飲み込みます。デパートに行ってもあちこちに行列ができていて、きっと美味しい新製品への行列でしょう。テレビで宣伝されている一つのヒット商品が、企業の運命を左右するかもしれませんが、消費者は、ここで考えなければなりません。小さい子供達には間食は一回の食事の役割があります。甘いものや塩分の多い市販品を与えるのではなく、果物やお芋などと、工夫した間食にしなければなりません。しかし、大人にとって、美味しい甘い洋菓子や、和菓子への誘惑を止めることはなかなか難しいのです。病院食では間食が出てくるのはエネルギー補給の意味で、妊婦食や腎臓病食以外はあまりないのではと思います。食事を完食するために、補食は禁じられていますので、太って退院することは考えられません。女性の更年期以降、悪いLDLコレステロールの上昇はこの間食の多食が原因の一つで、間食をやめるだけで、脂質異常症には、かなりの改善が見られます。肥満や糖尿病患者にとっても同じですが、高齢者にとっての間食は少し違います。一日三度の食事を食べる事が原則ですが、もし食べられない時には、趣向を変えて間食なら食べられるなら、間食で低栄養の補給をします。そのための間食はエネルギー、たんぱく質、カルシウムやビタミン等が補給されると良く、水分が多く飲み込みやすい約一回100~200kcal程度のものが胃の負担にもならないでしょう。カステラ1切れ(40g)130kcal、プリン一個90kcal、その他、果実ゼリーやヨーグルトゼリーなどがのど越しも良く最適です。
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