食べ方の順番について
小学校の給食時代には「三角食べ」を推奨されました。その対になるのが「ばっかり食べ」です。おかずばかりを先に食べると、主食が残ってしまうのでいけないみたいに言われました。私の小学校時代の給食はコッペパンが主で、次に食パンに変更になり、食パンは食べにくく残りがちでした。ポテトサラダが出たときは、喜んで食パンにはさんで食べた思い出があります。冬場には達磨ストーブの上に載せて、トーストしたような裏覚えがあります。考えるに、和食の懐石料理やレストランでの洋食料理では順番が決まっていて、前菜、オードブルから始まり、メインの肉や魚料理に行きつくまでは、出された料理を食べて、鉢や皿が空になれば次の料理が運ばれてきます。主食のパンや飯は途中でしか出てきません。しかし、多くの給食はトレイに並べられた一汁二菜や一汁三菜で各個人の好みで食べ方が変わります。白飯や白パンは味が淡白なので、おかずを食べながら口中調味がされると言われたのがいわゆる「三角食べ」です。しかし、近年は野菜から先に食べると、野菜の食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにするということで、もっぱらサラダや副菜を先に食べる「ばっかり食べ」を推奨しています。実際、これはエビデンス(証拠)もあり、先に主食のパンや白飯を食べると急に血糖値が上昇するので、主食を抜く人々が多くなったのも事実です。
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