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  • 執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

難しい食事療法

 今の世の中を見れば、食料が少ない国もあれば、戦争をしている国もあり、コロナに振り回されている国もあり、失業率が高い国もありと、それに比較すれば、日本はまだまだ恵まれていると感じている方は多いと思われます。食品があふれており、食欲のままに食べていれば、疾病が付いて回ります。過食、運動不足で起こる糖尿病は遺伝性もありますが、回避することもできます。怖いのは罹患期間が長いと、色々な合併症が出てきます。その中の一つに糖尿病性腎症があります。糖尿病の食事療法は糖質を控え、エネルギー量を適正に保てれば、そんなに難しい食事ではありません。野菜から先に食べる方法で、野菜の料理は生でも何でもOKです。しかし、ここに腎症が合併すると、段階に応じて、たんぱく質制限、塩分制限以外に、カリウム制限、リン制限も加わります。たんぱく質制限によりエネルギー不足にならないように、たんぱく質含有量がゼロの砂糖類と油脂類でエネルギーアップをします。これは糖尿病では禁止の食事療法です。どちらを優先するのかということになり、この食事には本当に苦労します。まずは一日のエネルギーを確保し、たんぱく質を取り過ぎないように、主菜のたんぱく質由来の肉類や魚介類、大豆製品を若干減らしますが、透析前の患者さんでは生野菜や生果実のカリウム制限もあり、ハムやソーセージのような食品加工時に多く使用されるリンも良くありません。調味料から塩分が多く摂取されるので、魚の煮物より揚げ物が良い時もあり、無塩で料理を作り後から醤油や食塩をかけて、一日分の食塩管理をしている病院もあります。高齢者はたんぱく質不足がサルコペニからフレイルになり、低栄養が懸念されますが、この場合はたんぱく質摂取も無限ということにはなりません。このような疾病に陥らないように、若い時からの食事管理が必要ですし、毎日が宴会気分での食事も控えるべきです。


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