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良くなった事と悪くなった事

執筆者の写真: マルフクメディカルフーズマルフクメディカルフーズ

 食品業界で、良くなった事と悪くなったことを考えてみました。まずは良くなった事、食品ロスが半減して、8年前倒しで目標が達成したこと。その理由は、賞味期限延長、コロナ禍による外食産業の縮小、原材料の高騰による廃棄削減、製造から賞味期限までの期間が1/3を過ぎると納品できない1/3ルールを緩和しているコンビニやスーパーで進み、また、「てまえどり」という商品棚の手前から取ることが消費者に浸透してきている等の理由が言われています。国内の2022年度の食品ロスが21年度と比較して51万トン減の472万トン(政府目標489万トン)と8年前倒しで達成しました。コロナの影響がかなりあるのだとは思いますが、コロナが五類になった以後の食品ロスを見てみないと何とも言えませんが、まだまだロスは多い事に変わりありません。スーパーでは賞味期限の近い食品を、低価格で売り出すや、使用できる場所に提供する等、工夫はいくらでもあるのではと感じます。廃棄するより良い方法はないのかを、更に考える必要がありそうです。

悪くなっていきそうなことは、地球温暖化と密接に関係していると思われますが、魚介類が高額であるということ、海水温が高くなっているので、今の地点より漁獲場所が北上していて、鰯、鯖、鯵等の昔から安かった魚が高騰して取れない状況は私たちの食卓や給食現場に直接関係してきます。回転寿司では二貫100円前後で提供している魚は殆ど養殖魚です。養殖魚でも美味しく栄養価が変わらなければ、私たちの口にする機会が多いことは歓迎ですが、それでもまだ高価です。

日本の漁業は今では「捕るより育てよ」を合言葉に養殖業に力を入れています。山地や海のない県でもふぐの養殖や、鰻の養殖が行われており、良くなっている面もあり、大いに期待したいと思います。


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