糖化現象って聞いたことありますか?
糖化とは、体の中で余分な糖とたんぱく質が結びついて、たんぱく質が変性、劣化してAGEs(蛋白糖化最終生成物)という名の老化物質を生成する反応のことを言います。この老化物質は分解されにくく、様々な体調不良や様々な疾患の温床となります。
食事により採りすぎた余分な糖分とたんぱく質・脂肪が不正な変性を起こすことで、「体が焦げる」という反応をしています。肌の弾力が失われて「たるみ」や「くすみ、しわ」に発展し、血管に溜まれば、動脈硬化、骨なら骨粗鬆症とあらゆる臓器に影響を及ぼします。自分の糖化の程度を測定する機械もありますが、中々その機会もなさそうですが、糖化が進んでいる兆候に注意しましょう。高齢になると、老人性シミが手の甲や腕に出るのがその兆候と思っています。また、「食後2時間で空腹感を感じる」ことです。甘いお菓子やパンで、即、空腹感を収めることを繰り返していると、血糖値の乱高下が起こります。糖や炭水化物の多い食生活から、食物繊維の豊富な食事に切り替えて、ゆっくりよく噛んで食べる事に切り替える必要があります。糖化によって老廃物が皮膚の細胞に溜まると、くすみや黒ずみの原因となり、肌の透明感がなくなります。赤みが弱く、黄色味が強くなるというデータもあり、見た感じ不健康な、くすんだ肌になってしまいます。また、ファーストフードの食べ過ぎは、アンチエイジング(抗老化・抗糖化)の大敵です。
リバーシティクリニック東京から、糖化しない生活習慣10か条が出ています。①朝食は必ず食べる。②血糖値を上げやすい食品と上げにくい食品(GI値)を知る。③食べる順番、よく噛んでゆっくり食べる。④異性化糖をたくさん含む食品の摂取をなるべく控える。⑤適正なカロリー摂取を心がけ、肥満を避ける。⑥基礎代謝をあげるように運動をする。⑦睡眠は6時間以上採りましょう。⑧アルコールは程ほどに。⑨タバコはやめましょう。⑩抗糖化物質を活用しましょう。これらは今まで目にした生活習慣病予防と同じ項目だと感じられているでしょう。再度自分の生活を見直してください。(下線部分については別のコラムで言及します)
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