病院給食体験談
最近、外科の治療で1週間入院してきました。内臓には関係ないので、治療食ではなく、一般食(常食)計23食を喫食しました。ご存知のように病院では入院時食事療養に関して、診療報酬が決められています。その報酬を受けるための要点として、①夕食が6時以降であること、②適温給食が行われている等の、適時適温給食が基本になっています。その他にも色々規定がありますが、給食に関してはこれが基本になります。朝食が8時、昼食が12時、夕食が18時以降になっていましたし、冷温配膳車で運ばれ、温食の主食、主菜、副菜、汁物と冷食のお浸しや、サラダ、果実等が守られていました。内臓治療ではなかったので、一般食の栄養摂取基準は病院ごとに若干の違いはあるものの、米飯食で一日1600kcal、1800kcal、2000kcal、食塩相当量が一日8g未満となっています。私の場合は、米飯(小)の1600kcalであったかと思います。この食事を完食すると、たんぱく質60gを摂取できて、まさしく健康食でした。塩分はもう少し少なかったかもしれませんが、一つに集中して味がつけられており、主菜がそのままの味なら、一つの副菜が薄味だったり、もう一つの副菜が薄味だったりと、メリハリがついていました。また、朝食では牛乳、豆乳、ヨーグルト、飲むヨーグルトが選択でき、夕食は週三回、AかBのどちらかを選べる選択食も実施されていました。ご飯が小でも、お腹いっぱい、残すとそのまま廃棄されると思い、完食を実践しましたが、5日目にさすがしんどくなり、主食だけお粥にしてもらおうか、朝食のパンも多いと感じて、と、悩んでいる間に退院しました。が、家でこれだけ食べられるかと考えると、家では食事と食事の間の間食、即ち菓子類の摂取が多いと反省しました。果実類ではバナナ以外、缶詰で、生食はありませんでした。朝食の生サラダは既製品で、厨房からの生野菜の提供はなかったです。入院時測定した体重より、退院時は2kg減っており、喜んでよいのか、運動不足で筋肉が落ちたのか不明ですが、しっかり食べたのは実感できました。今のご時世の物価高に対応できているかわかりませんが、まさしく健康食でした。
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