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執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

毎日の楽しみは?

 インバウンドで、海外からの外国人は、何を楽しみに日本に来るのでしょうか、食事やアニメの他に季節の移ろいを感じて、春の今では花見が大いに賑わっています。地球の温暖化で微妙な開花の時期の違いはあるでしょうが、桜は人々の心に深く感動を与えています。このような感動と楽しみを求めて、人々は毎日生きています。決して辛いことや嫌なことが起こることは望んではいません。

最近、近所の公民館で、絵画に精を出す人、歌を歌い、スポーツをしている人等に良く出会います。若い頃には楽しみより、子育てや、毎日仕事で忙しく、楽しみは何かなんて、考えたこともなかったです。何をしている時が楽しかったかと言えば、仕事柄、食べる事が楽しみで、それは現在も続いています。美味しい食事は人生の楽しみの一つになるのは皆さんもそうでしょう。体を動かすことは健康のためで、ボーリングや卓球等をやっている時が楽しかった若い時とは違い、頭で考えるよりも体が動かないから、好きだけではできないスポーツも多くなりました。

2019年、筑波大学の辻氏による「高齢者のスポーツを観戦するだけで鬱リスク3割低い」という報告があります。自身が運動・スポーツを日ごろ実践しているかどうかに関わらず、何らかのスポーツを現地で月1回~年数回観戦している、或いはテレビ・インターネットで毎週観戦している高齢者は、全く観戦していない人に比べて、うつ傾向のリスクが約3割低いことが確認されました。スポーツを観戦している人ほど、地域に愛着や信頼を持ち、友人との関りが豊かになることで、鬱傾向が①年に数回観戦で0.86倍、②月1-3回で0.79倍、③週1回以上で0.71倍に低減していました。

 今夏はパリでのオリンピックのわくわく感、侍ジャパンの活躍、MLBの大谷選手の様に、推しをする選手の活躍が我々の毎日に活力がもたらされていることは事実でしょう。私は贔屓のチームが勝つと何回もニュースを見ますが、負けると一切見ませんし、大谷選手のホームランのシーンは何回見ても飽きません。スポーツ選手は目には見えない苦労をしながら、最大の力を見せ場に発揮することを、強要されているかもしれませんが、我々に夢と希望を与えていることは事実でしょう。毎日の生活で楽しみと感動を与えてくれる事に生きがいを感じたいものです。


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