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執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

寒い時期の毎日

 今の日本には、四季とは言われない現象が起きています。即ち春と秋がない、夏と冬の期間、特に夏の期間が長くなってきています。12月ともなると、急に気温が下がりますから、体調を崩す方が多いと思われます。毎日朝晩、血圧を測るように言われて、測定すると、自覚はないのですが、高めに推移しているのは、寒さからなのかわかりませんが、年を取るということかもしれません。

 薬膳から言うと、自分の体格を実証と虚証に分けることができます。血圧が高めで肥満気味の方は実証、痩せ気味で貧血っぽい方は虚証と診断されますが、そんなに極端な方ばかりではありません。特に虚証の方もですが、一般的に、冬になるとやはり、身体を温める食事が必要です。室温を高くして、冷えた飲み物や、冷たい食事ばかりは、胃の働きを抑えてしまいます。気温が低くなると自然と温かいものを体が要求するのは自然の摂理で、外界から体を守っているのです。

 地下茎からとれる、さつま芋、ゆり根、蓮根、大根、ニンジン、里芋は、栄養素を蓄積して、冬に収穫されて美味しくなります。地上にできる葉物野菜の白菜、ほうれん草は冬に寒さに耐えて糖分をため込みますから甘くて、ビタミンCも豊富になります。夏採りほうれん草のビタミンC約20mg/100gが、冬には60mg/100gと3倍にもなります。冬野菜が豊富に食べられる方法は鍋ですが、鍋ばかりでは飽きてしまいます。家庭で簡単に鍋になる濃縮汁や濃厚汁、味つけられた汁だけが売られており、昔からの飛鳥鍋風や、辛い四川風鍋など、色々な味が楽しめる現代ですが、給食では出せないのが現状です。適温給食と言っても、夕食に鍋という訳にはいきません。それらしい感じにはできそうですが、中々家庭的な雰囲気は出せません。マルフクメディカルフードでは豆腐と野菜を少し、湯豆腐風にして、ポン酢と薬味で鍋の雰囲気を出していますが、熱い鍋を囲みたいのは寒い冬ならではの願望です。


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