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執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

トクホと機能性表示食品

 トクホという言葉を聞いたことがありますか?特定保健用食品と言って、数年前には各社が競って取得していました。しかし、取得するには数年間の実験が必要になり、エビデンス(証拠)については国の審査が伴います。私も2005~2006年にかけてある企業の製品のトクホ取得のために協力したことがありますが、1年目は無理で2年目でやっと取得できました。しかし、かなりのお金も投資されていましたので、トクホ製品の値段が高い理由もわかった様な気がしました。その後、条件付きトクホ、機能性表示食品へと舵が切られてきました。機能性表示食品は販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁に届け出られたもので、トクホと違って審査はありません。敷居が低くなりましたので、企業努力により科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示するものです。この制度は消費者が自分の健康状態やニーズに合った商品を探しやすいように作られたようです。①体脂肪を減らす②血糖値の上昇を抑える③血圧を下げる④腸内環境を整える⑤ストレスや疲労感を軽減する⑥記憶力を維持する⑦関節の働きをサポートするというような働きと、例えばチョコレートや、お茶、ヨーグルト等の食べたい食品を並列して検索すれば、自分に適した機能性表示食品に当たることができるでしょう。しかし、これらの食品を食べて、塩分の濃い食事をしていれば③血圧の低下の効果は望めません。やはり基本は一日三回の食事です。施設の食事は薄味ですから安心して食べてください。


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