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執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

オーソモレキュラー療法と花粉症

 オーソモレキュラー療法(分子整合栄養療法)をご存じですか?私がこれに興味をひかれたのが2、3年前「産後うつ」の授乳婦が多いという新聞記事を見てからです。鬱という言葉が示すように心の問題と片付けてしまいそうですが、実は栄養不足ではないかとわかってきたからです。鬱は貧血と関連し、長期間潜在的な貧血はフェリチンを測定しなければわかりません。

 この療法は新しいものではなく、1960年代にノーベル化学賞であるアメリカのポーリング博士が提唱したもので、体内の栄養バランスを整えて、体を構成する最小単位である分子の状態を正常化することで病気を改善しようとする方法です。

 花粉症は先述したようにアレルギーの一種で、アレルギー体質を改善するための方策として、n3系の油に変更、腸内環境を整えましょうと進言しました。その他にこのオーソモレキュラー療法を推進されている溝口徹氏によると、ビタミンDの摂取と男性は亜鉛、女性は鉄の補給を促しています。ビタミンDの摂取は日光浴と食事がメインで、ビタミンDは食品中の動物性由来のビタミンD3(イクラ、鮭、しらす、うなぎ、サンマ、鰯、シシャモ等)を取り、上記の魚からのたんぱく質に他のたんぱく質も毎食摂取し、足りない分はサプリメントを補給すれば花粉症が治癒すると提言しています。



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