top of page
執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

まだまだ多い食塩摂取量

 今年も猛暑のために、熱中症予防のためには、水分と塩分の補給をしてきました。口にする飴やタブレットにも塩分が入った物が多くありました。塩分を抵抗感なく、口にする機会が多くなると、水分が欲しくなりますから、汗をかかなくなった時期には、それらの補給も抑制しましょう。

 食塩の取り過ぎは高血圧症を誘引し、脳卒中の原因にもなると言われて、それらに関しての報告も数多く、毎日の食事から減塩を行政の立場から行い、健康になっていった長野県の例もあります。現在、日本の食塩目標量は男性7.5g/日未満、女性が6.5g/日未満、WHOでは5g/日未満とされていますが、目標量には達していなくて、男女とも10g/日近い摂取量だと報告されています。日本の食事が洋風化されたと言っても、調味料から取る塩分が多く、今では数多くの減塩食品が発売されています。

 実感としてもあると思いますが、食塩の多い食事は食欲を増し、食べる量が増える恐れがあり、それに脂肪が加わるとその弊害は更に増すという報告もされています。食塩と脂肪の多い食事は肥満の原因ともなりますので普段から減塩を務めるべきです。食塩と脂肪は食事の味付けにおいて、重要な要素で、どちらかが足りないと味気なく物足りなく感じます。食事の味付けは習慣として、長期間かけて作られますが、普段から薄味になれて、味覚の感受性を高めておく必要があります。

味を感じる味蕾という細胞は舌にあり、10日で生まれ変わりますので、この味蕾細胞を鍛えると、味覚の感受性を高めることができます。そのためには、旨味のあるものを取り入れましょう。かつお、昆布、椎茸、煮干し等の出し汁を使うことにより減塩ができ、味覚の訓練にもなります。薄味で美味しく感じる事が出来る様になり、小さい時から気を付けることが必要で、食育という言葉も生まれました。

以前、糖尿病の人たちの味覚検査をしたことがありましたが、やはり塩味に鈍感になっていました。旨味で唾液分泌を促進し、味わう力を取り戻して、食塩摂取を減らしていく事が肥満を減らし、すべての生活習慣病を抑制し、健康への近道となります。


閲覧数:8回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comentarios


Los comentarios se han desactivado.
ブログバナー.png

マルフクニュース

bottom of page