


マルフクメディカルフーズ
- 2022年7月31日
- 2 分
病院の食事
病院の食事は、病態別に三大栄養素を減らしている食事があり、糖質制限、脂質制限、たんぱく質制限食がそれにあたります。その外にはこの食事に当てはまらない、疾病による独特の食事もあります。一般的に整形外科で内臓に疾患のない人は普通食(常食)になります。病院独自の院内約束食事箋がありますので、それに沿い作られていて、常食を食べて健康的に痩せて退院する方もありますが、食事を食べられず、栄養不足に陥る方も居ます。 急性期の病院では短期間の入院となりますが、療養型の病院では長期にわたる入院となり、その間に栄養不足になる人がいると注目されました。それを回避するために、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士のチームができて、個々人への治療が適切かどうかの判定を行っています。体位交換ができていなくて、褥瘡ができていないか、食事は食べられているか、投与方法は適切か等の相談、回診が行われています。病院では、食事をすべて食べて炎症が収まる、褥瘡が治癒するなどと見ていますが、栄養不足はその他の症状を伴いますので、食事を完食することは大切です。経口で食べられなくなると、経管栄養法や
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マルフクメディカルフーズ
- 2022年7月24日
- 2 分
下痢と便秘
毎日の生活で、健康の指標とされている項目はありませんか?例えば、食事は美味しかったか?よく噛んで食べたか?睡眠中に用を足しに何回起きたか?偏食してなかったか?等、人それぞれでしょうが、毎日便が出たかを指標にされている方がいるかもしれません。食べた食事の内容によって、下痢症状が出たとしても、下痢止め薬を飲んで止めるより、すべて出した方が良いと言われています。発酵食品のヨーグルトを食べたり、牛乳を飲みすぎたりと原因がわかっていればなおのこと、すべて出してすっきりしましょう。病的でなければ大体2~3回くらいで収まるものです。一方、毎日便がでなくても、平気な人が多いです。実際には毎日便を出す方が良いのですが、一週間に1回では便秘です。旅行をして環境が変わると便秘になりますが、これは環境便秘と言われ、病的なものではありません。今在宅が多く、運動が少なくなり、また、高齢者になると大腸の働きが悪く、腹筋力が落ちて便を押し出す力が弱くなり弛緩便秘と言われて慢性化していきます。細い便しか出なく、また、血が混じったコールタールのような便は要注意です。女性のトップの癌
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マルフクメディカルフーズ
- 2022年7月18日
- 2 分
高齢者の血液検査
40-74歳の無料のメタボ検診があるというのは、前述しました。それは生活習慣病検査とも呼ばれ、脂質異常症、高血圧、糖尿病などの疑いが判明しますが、高齢者になると個人差があり、また、コレステロールが少し高い方が元気だとか、痩せより少しポッチャリしている方が長生きするとも言われています。特に女性は、閉経し、更年期を迎え女性ホルモンが枯渇すると、色々な疾病が出現します。僭越ですが、私は更年期症状を感じなくて、薬も飲みませんでした。しかし、自然とコレステロールの上昇が見られたので、食事療法(大豆食品摂取)で克服しました。高齢期を迎えると、このメタボ検診だけの検査項目では不足しています。施設に入居されている高齢者の検査はアルブミン検査を行います。アルブミンは半減期が長いため、過去数か月間の体の栄養状況がわかります。HBA1cは過去数か月間の糖尿病の状況もわかると、段々と検査項目も増やされてきましたが、高齢期には、骨粗鬆症や骨軟化症にならないための血液中のビタミン、ミネラルの検査も必要なのではないかと考えます。Na(ナトリウム)、K(カリウム)、Cl(クロー
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マルフクメディカルフーズ
- 2022年7月10日
- 2 分
食品ロスについて考えること
食品ロスについては、今ではSDGsで目標にされていることでよくご存じかと思われますが、日本では毎日一人当たり約お茶碗一杯分のご飯を捨てているほど大量です。総合計のロス量は年間570万トン、その内訳は事業系食品ロスが54%、残りは家庭系ロスが46%になります。事業系ロスには食品製造業から128万トン、食品卸業から14万トン、食品小売業から64万トン、外食産業から103万トンです。少し傷があって出荷されない野菜から、作られ過ぎや賞味期限が過ぎて捨てられるものが多いのは、テレビで放映されてもったいないと声を挙げそうになる映像で知られています。もったいないと思っても、消費者には届かず、また、家庭内でもついつい期限切れで捨ててしまうことも多いかもしれません。一人一人の努力と言われても限りがあり、日本の食品ロスの削減にはかなりの努力と工夫が必要でしょう。 給食現場では、昔から3つの「ム」の削減方法を考えています。ムリ、ムダ、ムラです。これらは食品ロスの削減にもつながると考えられますが、全くゼロになるとは限らず、最小限に抑える努力をしています。大量給食では家庭
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マルフクメディカルフーズ
- 2022年7月3日
- 2 分
高齢になると
日本の健康施策のうち、40-74歳に実施される特定健康診断は個々人の血液検査から、主に、肥満とコレステロールの是正が診断されます。しかし、高齢者になると、痩せより少し肥満気味の方が平均寿命は長く、検査数値に一喜一憂はしなくても良いと言われています。それより、毎日の食事の味がしなくて食欲がわかないとか、砂を噛んでいるようだと感じる場合の方が要注意で、味覚異常かもしれないのです。味覚異常の原因は亜鉛不足だと言われ、亜鉛不足は褥瘡(床ずれ)にも現れます。毎日偏食なく魚介類、肉類や大豆類を食べていると不足することはありませんが、高齢者の中にはお茶漬けと漬物で片付けている食事になっていませんか?亜鉛は牡蠣に多いと言われますが、牡蠣は十分に加熱しなければ、ノロウイルスの原因食品になりますので、高齢者では、牡蠣の生食は厳禁、もしくはやめた方が無難です。また、国立長寿医療センターの佐治教授は、①伝統的な日本食より②現代的な日本食に③コーヒーを追加すると認知症リスクが有意に低下し、腸内菌叢を整えると提言されています。現代的な日本食とは米飯、魚介類、牛肉・豚肉、緑黄
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