

マルフクメディカルフーズ
- 2022年3月27日
- 2 分
花粉症
花粉症は花粉に対して人間の体が起こすアレルギー反応です。「季節性アレルギー性鼻炎」の内、季節の花粉がアレルゲンとなるものを花粉症と呼び、ダニ、カビやゴミなど季節に関係ない「通年性アレルギー性鼻炎」と区別されています。毎年多くの人が花粉症に悩まされて、早くて冬の2月頃から兆候が現れ始めますが、日本では1961年のブタクサ、1963年のスギ花粉症が報告され始めて、今では60種類以上の花粉症があると言われています。 花粉症にすぐに効くという食物はないため、マスクや眼鏡で防御するしかありませんが、まずは薬による対症療法に即効性があります。一般的にアレルギー体質かどうかは生まれてから早く知ることが大事です。食物にアレルギーが出た場合は、すぐにそれらの食物を除去することから始まります。早い時期にアレルギー物質を突き止めないと、放置しておくとアレルギーマーチが起こり次から次へと進展していきます。毎日の食事で注意することは油脂類を控えることです。特に植物性のn6系の油の摂取が多いことが原因で、この油の取り過ぎがアレルギー体質を作ると言われていますが、花粉症そのも
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マルフクメディカルフーズ
- 2022年3月20日
- 1 分
老人施設での食事で願っていること その2
高齢者の死因の一つに誤嚥性肺炎がありますが、食物が間違って、食道に行かずに気管に行ってしまうことです。気管の通り道は空気で、最終行きつくところは肺胞ですが、気管の入り口の蓋の弾力が弱くなり、常に開いている状態になっていて、そこに食物が入ると腐って肺炎を起こします。誤嚥すると、苦しくて、痛くて、またそうなるのではと、食べることが怖くなってしまいます。それを防御するためにも、日ごろから、顎の筋肉を強くすることや、口腔運動(パタカラと言います)で口を大きく開けることも必要です。しかし、まずは食物が一口入ると、よく噛むことです。ゆっくりでよいので、一日三食をしっかり噛んで食べてください。その他に呼吸訓練や食べるときの姿勢なども考慮します。柔らか過ぎず、硬過ぎず、食べ物の形状にも工夫したり、餡(あん)をかけたりとか、食道に入りやすい食事を提供している理由はここにあります。食べるときには自分で食べることができれば、何が入っているかを確かめながら食べることも良いかもしれません。
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マルフクメディカルフーズ
- 2022年3月13日
- 2 分
老人施設での食事で願っていること その1
入居者さんには、介護度により、動ける方と、動けない方もいらっしゃるでしょう。車椅子に乗って、施設内のデイサービスに参加される方もおられるでしょう。少しでもコミュニケーションをとることを目標にされています。少し体を動かす運動も取り入れたり、カラオケで歌ったり、エネルギーを使うことで、毎日の生活に刺激を与えておられます。それができる間に体を動かして、少しでも筋肉を保持しましょう。また、食べることは365日、楽しみの一つでありたいものです。施設内での食事の目的は、口から味を知り、美味しく食べて欲しいことです。経口で食事を食べるためには、まず舌で味を知りますが、舌には味蕾という細胞があり、ここで味を知ります。ここに苔が生えると舌苔と言って、味がわかりにくくなりますので、口腔内はきれいに、また舌の上からも歯ブラシ(苔を取る歯ブラシ)を動かしてください。そしてよく噛むことです。歯が義歯であっても、一口30回は噛んでください。細かく噛み砕くことで、消化器官に負担をかけませんし、唾液の分泌を促します。唾液は耳下腺、顎下腺などから分泌しますが、高齢になると口内が乾
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マルフクメディカルフーズ
- 2022年3月6日
- 1 分
腸を活発に その2
一日の食物繊維必要量は、男性18-64歳は21g以上、65歳以上は20g以上、女性18-64歳は18g以上、65歳以上は17g以上と日本人の一日の食物摂取基準(2020)で定められています。が、現状はその半分にも満ててない人々が多く、特に大腸がんの発症はこの食物繊維の減少によると推察されます。現代の日本人の食事の欧米化が叫ばれて久しいですが、疾病もこの食物繊維の減少により、疾病の欧米化が進み、大腸がんをはじめ糖尿病、肥満症が多くなっています。野菜の他に豆類、こんにゃくを含む芋類やキノコ類などにも食物繊維が多く、これらからも摂取を考えましょう。 野菜は一日約350g(緑黄色野菜120g以上、その他の野菜230g以上)を摂取したいですが、生野菜で摂取するのは困難で、蒸し野菜や煮物などにすると量が減り、見た目にもそんなに苦痛ではありません。 施設や給食での野菜の生食は消毒せねば出せませんので、お浸しや根菜類の煮物など登場は多いでしょうが、野菜はその季節の旬のものを楽しんでください。野菜の副菜や果物も残さず食べましょう。
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