

マルフクメディカルフーズ
- 2022年2月27日
- 1 分
腸を活発に その1
ご存じのように、食物は物理的消化から化学的消化を経て最終的に小腸で吸収されます。小腸は体の腹部に畳み込まれていますが、表面積は広げるとテニスコート一枚分もあると言われ、表面に柔毛があり、そこから吸収されています。最終、大腸で水分だけが吸収されて、固形物の便になります。腸は今や、第二の脳と言われ、免疫力を高め、あらゆる体の調整を行っています。腸内を活発に動かせるためには食物繊維が必要です。 食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の区別や、植物性と動物性に区別する場合もあります。食物繊維は「ヒトの消化酵素で分解されない食物中の総体」と定義され、第六の栄養素とも呼ばれています。水溶性食物繊維である野菜や果物に含まれるペクチン、昆布やわかめのアルギン酸等は小腸での栄養素の吸収の速度を緩やかにし、血糖値の上昇を抑え、コレステロールを吸着して血中コレステロール値を低下させ、さらにナトリウムを排出させるので高血圧予防にも効果があります。一方、水に溶けにくい不溶性食物繊維は、野菜の細胞壁にあるセルロースやヘミセルロースやリグニン、カニやエビの甲羅や殻に含まれ
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マルフクメディカルフーズ
- 2022年2月20日
- 1 分
SDGsと健康 その2
牛から出る排泄物が、温室効果ガスのもとにならないように、それを防ぐために、手っ取り早い方法として、牛のトイレ訓練が始まって、効果を上げつつあると言われています。今まで野放しになっていた牛をトイレに行かせることで、SDGsの目標である温室効果ガスを少なくして、気候変動の抑制につながっているというわけです。 このように牛を食料として動物性たんぱく質を確保するということは、飼料も多く必要で、かなりの手間もかかるので、ここで見直されるのが植物性たんぱく質です。「畑の肉」と呼ばれる大豆に再度注目が集まっています。しかし、日本の大豆製品の素の大豆はほとんど輸入品に頼っており、自給はできていませんが、気候変動に関わる温室効果ガスを排出するわけではなく、そういう意味では、日本古来の大豆製品を見直すことが必要でしょう。今では大豆でできた代替肉が世界的にもかなり普及してきています。 日本には昔から、植物製品でたんぱく質を補給する精進料理もあります。気候変動を起こさないために、栄養的にも優れている「畑の肉」を見直しましょう。
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マルフクメディカルフーズ
- 2022年2月13日
- 1 分
SDGsと健康 その1
最近、よく目にするようになったSDGs(エス・ディー・ジーズ)は「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、2015年に国連で採択されました。 2030年までに世界が達成すべき持続可能な目標を立てた道標(みちしるべ)で、17の目標で構成されています。 その目標2に「飢餓をゼロに」すべての人が栄養のある十分な食料を得るためにという目標があります。目標14には「海の豊かさを守ろう」、目標15に「陸の豊かさも守ろう」があります。 食に関係した目標ですが、他の目標とも多面的につながっています。 ここで、動物性のたんぱく質の確保という意味で、肉に目を向けてみます。肉をつまり牛肉と仮定すると、牛一頭を育てるのに、飼料には、大豆油や菜種油を絞った後の粕が使用されて、これはリサイクルに貢献していますが、これだけでは賄いきれずトウモロコシや混合飼料として海外から輸入しています。 一日に牛は牧草を約10㎏、粗飼料を約10㎏、濃厚飼料を約10-12㎏、計約30kgのえさを食べます。また、最近牛の排泄する尿や糞で間接的な温
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マルフクメディカルフーズ
- 2022年2月6日
- 1 分
自分の体、家族の体を知り、家庭医になろう
病気になってからでは遅いので、現代は治療ではなく予防しようという動きがあります。病気にかからぬ前に検診をということで、40歳から74歳までは特別健康診断が無料で受診できます。 まずは腹囲を測定します。男性85cm以上、女性90㎝以上であれば、内臓脂肪が蓄積されていることになります。肥満度は、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算し、約22が理想になります。22当たりが病気の可能性が一番低下する区域になります。 例えば、身長175㎝の男性、体重80㎏としますと、80÷1.75÷1.75=26.1となります。25以上は肥満の判定となり、この男性は肥満です。逆に18.5以下は痩せの判定となり、若い女性の痩せが今問題となっています。 また、悪いコレステロールLDLと、良いコレステロールHDLを測定し、LDL/HDL比を出します。正常値は2と言われており、LDLの正常値は140mg/dl以下、HDLは40mg/dl以上、中性脂肪150mg/dl以下を目指します。LDLが高いと何らかの原因で血管壁に炎症を起こし血栓ができ、将来動脈硬化や心筋梗塞の原因とな
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マルフクメディカルフーズ
- 2022年2月2日
- 2 分
節分とは
節分とは季節を分けるという意味があり、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことです。 江戸時代以降、特に冬から春を待つ立春の前日をさすことが多くなりました。 一般的には、邪気を払うという意味で「鬼は外、福は内」と声を出して豆(煎った豆)をまき、年齢の数より一つ多く食べて、玄関などには鬼が嫌う柊(ひいらぎ)鰯(いわし)を飾ります。 柊はギザギザの葉は痛く、鰯は鬼が嫌う匂いがするので家に鬼が入らないように玄関に飾ります。節分の季節の鰯は個体が大きくなり、体に良いn3系脂肪酸が豊富に含まれています。 この時に使う豆は大豆です。 芽が出る前の大豆には他の穀物より穀霊が宿っているとされるため縁起が良いと言われており、大豆から芽が出ると「魔の目が出る」ということで煎った大豆を使います。 他にこの時期に食べる恵方巻は寿司屋が作り出した宣伝にすぎず、夏の土用に食べる鰻も平賀源内の宣伝だと言われ、今に繋がっています。 昔は鰯を焼く煙が近所で匂っていましたが、今ではどうでしょうか? 豆を食べる数は段々多くなりますが、余った煎り大豆はお米と一緒に炊けば
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